うつ病の原因は気持ちの問題だから甘え?ネガティブな思考も注意

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まず冷静に、怒らないで読んでほしい。

うつ病は気持ちの問題か?
→Yes

ネガティブな思考が関係している?
→Yes

うつ病は甘えか?
→No

これが私の素直な気持ちです。
そう思う理由が、抗うつ薬のSSRI、SNRI、NaSSAのプラシーボ効果、
偽薬でもある程度の薬効が判明していたからです。

厚生労働省は3月29日、SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬)などの6種類の新規抗うつ薬について、小児等に投与する際は適応を慎重に検討することを添付文書に追記するよう、日本製薬団体連合会に指示した。製造販売元から、小児等に対する有効性が確認できなかったとの報告があったのを受けたもの。日本うつ病学会など関連学会は臨床医に対し、患者が自己判断で服用を中止することのないよう、患者家族に十分説明するよう求めている。

 添付文書改訂の対象となる薬剤は、SSRIであるエスシタロプラム(商品名:レクサプロ)、セルトラリン(商品名:ジェイゾロフト)、フルボキサミン(商品名:ルボックス、デプロメール)と、SNRIであるデュロキセチン(商品名:サインバルタ)、ミルナシプラン(商品名:トレドミン)、およびNaSSAのミルタザピン(商品名:レメロン、リフレックス)の計6種類。医薬品医療機器総合機構がまとめた調査報告書によると、これらの薬剤については、6~17歳の大うつ病性障害(Major Depressive Disorder;MDD)患者を対象にした海外のプラセボ対照無作為化試験において、有効性の主要評価項目に関し実薬群とプラセボ群の間で統計学的有意差を認めなかった。
(日経メディカルより)


あれれ?偽薬なのに気持ちの問題で効果発揮しちゃうの?
これには医学界や製薬会社の思惑がありそうですが、それはまた別の話です。

ネット上でいろいろ見ていると
「うつ病は気持ちの問題なんかじゃない」
「甘えじゃないよ!本当に辛いんだから」
という意見がそれなりにあったりする。

その要因としてよく言われるのが神経伝達物質である。
今のところ神経伝達物質は50種類以上確認されているらしく
そのうち働きがわかっているのは20種類程度。

神経伝達物質の詳しい作用は必要ないので省きます。

うつ病には、ノルアドレナリンやセロトニンが関与していると言われている。
つまりはっきりとした原因はわかっていませんが、これらの働きが鈍化しているというのだ。
これはあくまで仮説であるということは覚えておいてくださいね。

そして仮にそうだったとして今回のことを書きます。

うつ病って科学的に証明された?


最近ではうつ病患者の診断に脳波を計測することがあるんですね。
私はそれを見たときに確信しました。

うつ病ってはっきり診断できるんだ、と。
(以前は問診のみだったと思う)

しかしいろいろ勉強したり、本を読むうちに
脳波や神経伝達物質は身体動作や思い込み(としておきます)と連動していることがわかります。

要するに、心拍数があがるとノルアドレナリンが分泌される。
頭の中で不快なことを連想するとノルアドレナリンが分泌される。
ノルアドレナリンが分泌されると心拍数があがる。

深呼吸をするとセロトニンが分泌される。
セロトニンが分泌されるとリラックスする。
口角を上げるとセロトニンが分泌される。
(これも口角をあげることにより緊張がとれてリラックスできるためだと思う)
といった感じです。

あまりピンときませんか?

では『思い込み』で説明しましょう。
「病は気から」という素晴らしいお言葉がありますよね?
あれって嘘だと思いますか?本当だと思いますか?

正解は本当の場合もある、ということです。

18世紀、フランツ・アントン・メスメルという医師がいました。
彼はまさに、手を翳すだけで数多くの人の病気を治療しちゃうんですね。

なぜそんなことが可能なのか、彼はその理由を動物磁気だと説明します。
治療後はもちろん病状は大きく改善するのだ。
このことから多数の支持者を集め、
あのマリー・アントワネットもその1人だったと言われています。

次第に患者の数も増え、1人では治療が困難になり
弟子を育て、組織的に活動するようになります。

メスメリズムすごいですね。

一方で、メスメルの不可解な治療法は、
同業者である医者や科学者から、ただのまやかしだと疑われていたんですよ。

当然ですよね。

そしてルイ16世の命を受け、正式に委員会の調査をすることになったんですが、
メスメルの動物磁気は存在しないという結論に至ったわけです。
(実際に調査の対象となったのは弟子のシャルル・デスロン)

ちなみに調査委員会は治療がうまくいったとしても、それは『想像力』だとしています。
動物磁気とはなんだったのでしょうか?

勘の良い人ならもうわかると思いますけど、これってプラシーボ効果ですね。

偽薬であろうと、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる現象です。
ちゃんとプラシーボが認識されるまでに、
この後200年ほどの年数がかかるわけですが
未だにプラシーボは軽視されている傾向があります。
(疑問視する意見もあります)

ただ、それも仕方ありませんよね。

今は生命科学の時代で、西洋医学を信奉している人も多いはずです。
日本では一般的に見ても、西洋医学の方が身近だと思いますが
その医者が「気合いで治すんだよ」なんて言った日には
二度とその病院には行きませんよね?

実際、医学界も製薬会社もプラシーボ効果を公然と認めるわけにはいきません。
(最近はそうでもないのかも)
ですが、プラシーボを認めているからこそ、
臨床試験では二重盲検法(ダブルブラインド)を採用しています。
二重盲検法は医者からも患者からも新薬か偽薬かわからないようにするためです。

なぜ医者からも?と思ったあなたはするどいですね。

こうする理由は意図的なデータの改竄はもちろん、
医者の薬効に対する期待が、言動に表れるだけで患者に影響する恐れがあるからだ。
(医者が患者に「すぐに治るよ」って言葉をかけた方が早く治ったりします)

風邪のときに診察を受けただけで病状が良くなった気がするのもこれです。
ただ、これは気のせいではなくて、精神的な安心から自身の抵抗力が高まったと考えられるか
もしくは純粋に安心(リラックス)して、症状による辛さに意識が向かなくなったためだと思います。

なんと手術でもプラシーボ効果!

変形性膝関節症に効果的であると思われていた関節鏡下手術では
手術したように振る舞うだけで、症状が改善している。

術後2年経過しても、偽手術を受けた人と
実際に手術を受けた人の比較した結果、改善度は変わらないということが明らかになっている。
(ちなみに放置して自然治癒するものでもない)

思い込みで身体的な痛み、違和感も改善するんだから驚きです。

うつ病が気持ちの問題だと思う1番の理由

さて、精神的な影響で一部の病状、症状が改善することが伝わったと思いますが
冒頭でも述べたとおり、私がこう思う理由は『重度のうつ病(実生活もまともに送れない)』以外、
偽薬の抗うつ薬でもそれなりの改善をしてしまうからである。

これがなにを示しているのか?
脳の神経伝達物質の働きが鈍化しているとかそういう話じゃなくて
強烈なメンタルブロックが原因ということが考えられるじゃないか。
(メンタルブロック、思い込みにより神経伝達物質の働きが鈍化しているとも言える)

重要なのは『一部の抗うつ薬は効果がなかった』ではなく、
『なんの効果もないはずの偽薬でも作用した』というところなんです。
うつ病(大うつ病性障害と呼ぶべきか?)でも神経伝達物質は至って正常に分泌されるんですよ。

むしろこれは喜ぶべきことではないだろうか。

軽度~中程度のうつ病で身体が動かせるなら
投薬なんかせずに身体的操作や思い込みで改善が可能ということである。

つまりネガティブな思考をどうにかすればいいだけなんですよ。
やったね。

しかし一方で、これがどれほど難しいのか、
うつ病が甘えではない理由も、また別のところでお伝えできればと思います。
そして自分って基本ネガティブな思考だなという人も
このままではいつか、うつ病になる可能性は高いということです。

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